
みなさま、はじめまして。Lily Crown株式会社の代表を務めております、飯田侑里(はんだゆり)と申します。
私がスキンケアの商品をつくろうと考えた時、まず一番最初に行ったのは、原料の生産者さまにあたる、農家さんを訪問したことでした。家系的に肌が弱く、アレルギー体質だったこともあり、肌荒れに苦しむ時期があった私は、原料にとにかくこだわりたいという想いが強かったからです。原料に対して本気で向き合う方々と、本気で商品をつくれたら、という想いだけでのスタートでした。
そんな私が素晴らしい農家さんと出会い、この先もずっと共に事業を継続させていくために何ができるのか、何をしていきたいかを考えるようになったお話です。
①農家さんとの出会い
肌が弱い自分のような方でも安心してご利用いただける、という点に関して妥協はしないと決めていました。収穫から製造までをすぐにできる体制がほしい、無農薬はもちろんのこと工程にこだわった有機栽培の原料を使いたいなど、数々の譲れない条件がありました。それらの条件をお話した上で、ご提携いただける農家さんが見つかるだろうかと不安だったのですが、ついには私の話を親身に聞いてくださり、共感していただける農家さんに出会うことができました。
②農家さんの現状を知る
ありがたいことに、スキンケア商品の開発に原料をご提供いただけることになったのですが、お話をする中で、農家さんが直面されている問題は多岐にわたり、深刻度が高いことを知りました。適切な有機栽培をするためにかかる手間や費用が膨大であること、特許製法の開発に莫大な投資を必要としたこと、野生動物に接触する危険、人手不足など、悩みは尽きないとのことです。そんな大変なご状況の中でも、本当に良いものを消費者のみなさまに届けたいという義務感と真摯な気持ちで、今日の生産活動を続けていらっしゃるようでした。
③農家さんへ何か還元ができないか
私たちがお付き合いさせていただいている農家さんのお話を聞く中で共通して感じたことは、ただの商売として生産活動をされているわけではないということです。誰に監視をされているわけでもなく、消費者さまの健康のため、本物志向を貫き通す姿勢を目の当たりにすると、私にも何かできることはないのか、代々守られてきた技術、想いを継承していっていただくために、どう貢献できるかを考えるようになりました。本物志向の農家さんがご生産された原料を用いて本物のスキンケア商品をつくること、農家さんが安心して生産活動ができる、サステナブルな農業の未来に、微力でも貢献し続けようと決心しました。
④今後のLily Crownはどうあるべきか
サステナブルな農業の未来のため、具体的に何ができるのかを弊社なりに真剣に考え、提携してくださっている農家さんに売上の一部を還元し、伝統文化の維持、後継者教育費など、弊社なりに様々な形で支援をしていく方針を定めました。お客さまと一緒に、日本農業の文化、技術を守っていくことができれば幸いであると考えております。国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDG's)」に対し、弊社としては上記の取り組みを行うことで、持続可能な社会の実現に貢献、ひいては地球環境保護の一翼を担えるよう、努力をして参ります。
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